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 3日目(その1)・ケルン自由行動

2002年6月3日(月)

 3日目の午前中は自由行動。私たちのグループは、地下鉄に乗ってぞろぞろと出かけました。お目当ては、ライン川の上を渡るケーブルカー。前の日、バスの中からケーブルが走っているのを見て、みんなで乗りたい!と言っていたのでした。

 実は、地下鉄の切符を買うまでが一苦労だったのですが、ともかくも目的の駅に着き、ケーブルカー乗り場へ。ちなみに、ライン川の両岸を往復するコースで4.5ユーロでした。

 高い所から見下ろす大聖堂とケルンの街並みもすばらしいもので、川べりには、この風景を見ながらひなたぼっこしたりしてくつろいでいる人がたくさんいました。対岸には広い芝生が広がり、近くには動物園もあって、こんなところにピクニックにでも来たい気分。私たちもいったんケーブルを降りて、しばらく川原を散策しました。日本でイメージする川とはまた雰囲気がちがって、雄大な景色が印象的でした。

 

 

 その後は、再び大聖堂へ。前日は大聖堂とその周辺をぐるっと回っただけであまりゆっくりできなかったので、この日はまずはショッピング。私が立ち寄ったのは大聖堂のすぐそばにあるミュージックショップで、音符や楽譜をモチーフにしたきれいなグリーティングカードを買いました。

    

 次に訪れたのは、今回ケルンで演奏会を開催するにあたって、日本にいるときからいろいろと尽力していただいた、ケルン在住のマンドリン製作家・演奏家の内藤闃(やすよし)さんの工房でした。
 中に入ると、製作途中の楽器がたくさん並べられていました。こういうものを見る機会というのもなかなかないので、みんな興味津々。次々にさわらせてもらっては、ここで楽器をオーダーしたい!と言い合っていました。

 

 これは、内藤さんが現在研究中だという単弦マンドリン。この後の演奏会にも出演してくださった内藤さんが手にしていたのも、単弦マンドリンでした。

 ホテルに戻る途中、内藤さんの案内で立ち寄った楽器屋さんにも、ギターやマンドリンがずらりと並んでいました。けっこう有名なお店らしく、奥の部屋にはオールドマンドリンもあって、マンドリン好きにはたまらない半日となりました。

 

 

    

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